2017年9月13日水曜日

秋旬行事「十五夜&月見」

こんにちは。
野菜ソムリエ&上級食育アドバイザーのヨッシーです。
日本には、正月・五節句・七五三・お彼岸など季節や人生の折々にむかえる節目に願いや祈り、よろこびなどのおもいが込められた年中行事がたくさんあります。日本人としてうまれてきて日本ならではの行事や役割、それらがうまれてきた背景など行事にまつわる食文化などを上級アドバザーとしてご紹介できたらとおもっています。

まずは、今月の「9月」です。旧暦の呼び名は「長月(ながつき)」です。秋の夜長、夜がだんだん長くなる月という由来だそうです。由来を知ると「なるほど」と思う部分もあり楽しいですよね。9月でお馴染みの行事といえば、「十五夜」でしょうか・・・「十五夜」というのは、旧暦8月15日の満月の夜のことです。(*)縁側に月見団子やサトイモ、栗などを供え稲穂に見立てたススキをかざって月見をします。

「月見」は、中国の唐時代の観月の宴「中秋節」に由来し、日本が十五夜に月を愛でる風習を中国から伝わったのは平安時代といわれ、貴族たちが詩歌や管弦をたのしみながら風雅な宴を催していました。江戸時代には、農作物の収穫時期と重なることから豊作を祈る収穫祭を行う日として庶民に親しまれ、一般家庭にもお月見が定着してきました。が最近は、どうでしょうか?お月さまを愛でる風習はすくなくなったように感じます。

私が小さい頃は、母からたのまれ空地に生えているススキを取りにいったり、本来の「お月見」の意味も知らず姉と月見団子を取り合ったりとたのしい思い出がいっぱいです。今年の十五夜は10月4日です。今年は、幼いころを思いだしわが家もお月見に準備をしてみようかとおもっています。

* 新月から満月になるまでに約15日かかることから満月のことを「十五夜」とよび、必ずしも満月になるとはかぎらず、ズレが生じます。

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