野菜ソムリエ&上級食育アドバイザーのヨッシーです。
今日のテーマ食材は、「・・・」というよりは趣向をかえテーマ調理器具は「タジン鍋」です。
これからむかえる、さむいさむい冬・・・
すっかり、朝も夜も寒々しくなってきましたね。こんなときは、家族や恋人、気の合う仲間とあたたかい料理で食卓をかこみたくなりますよね。そんなときイチバン出番がおおいのがお鍋です。それも「土鍋」です。日本の鍋料理は、汁物がおおく郷土色豊かでいれる具材や出汁もいろんな種類がありますね。

今回は、主にモロッコの伝統的な煮込み料理をつくるとんがり帽子が目印の「タジン鍋」です。タジン鍋と日本の土鍋ではなにが違うのか?見た目もちがいますが、調理法も違います。それは、タジン鍋のしくみに秘密がかくされています。
タジン鍋の特徴のひとつ、大きく重いフタがなかの蒸気や熱が外へ逃げず鍋のなかを巡ります。尖ったフタが食材のうまみを含んだ蒸気がフタの尖った部分で冷やされて鍋の中に戻りうまみを逃しません。
蒸気が逃げないのでほとんど水を加えることなく、食材からでる水分だけで料理ができる無水料理だとおもいます。モロッコでは飲料水が非常に貴重な風土的要因から水分なしでも調理できるタジン鍋は、一般的な家庭料理といえるでしょう。
昨日、キッチンをそうじしたら「タジン鍋」が出てきました。しばらくぶりにタジン鍋であたたまりました。「簡単チキンタジン鍋」です。材料は・・・(2人分)
・じゃがいも 1個
・たまねぎ 大半分
・にんじん 1/2個
・いんげん 4本
・おろしにんにく 小さじ1
・おろししょうが 小さじ1
・しお・こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1/2
調味料(A)
・清酒 大さじ1
・カットトマト缶 200g
・コンソメ(固形) 1個
・カレー粉 小さじ1
・塩 少々
調味料(B)
・ガラムマサラ 小さじ1
①タジン鍋にオリーブオイル・おろしにんにく・生姜・鶏もも肉を入れて軽くマリネして塩・黒コショウを少々。鶏肉は皮目を下にしておく。
②じゃがいも・にんじんは一口大・たまねぎはくし切りにして鶏肉の間に入れる。調味料Aを全て入れてフタをする。
③中火で煮込み沸騰したら弱火で30~40分程煮込む。途中で焦げ付かないように時々底を混ぜる。
④鶏肉をひっくり返して、インゲンを入れ、仕上げにガラムマサラを入れたら数分間煮込み、最後に塩こしょうで調整したら完成です。
*コツ・ポイント
・焦げやすいので極弱火で、時々様子をみる。
・チリパウダーでもオールスパイスでもよい。
はじめてつくった「簡単チキンタジン鍋」は、使用する食材の種類は多めかもしれませんが、皮をむいたり下準備を済ませ、調味料をタジン鍋に入れ煮込むだけの手のかからない料理です。(火加減は注意)スパイシーな香りがパンにもごはんにも合います!!おいしく、とても簡単なのでお試ください。
タジン鍋は、食材本来のうまみが逃げることなく凝縮されなんでもおいしく食べられ特に野菜がおいしく食べれるので野菜がニガテなお子さんもよろこんで食べれるとおもいます。
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